「はしか」(麻疹)による口内炎

麻疹ウイルスは感染力が極めて高いです。感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染と多彩で、38℃前後の風邪症候群様(発熱、倦怠感、上気道炎症状)の症状や結膜炎症状が2〜4日続き、いったん下熱します。カタル期の後半、発疹出現の1〜2日前に、口腔粘膜の奥歯付近に、直径1mm程度の少し膨らんだ白色小斑点(コプリック斑)を生じます。眼症状として、多量の眼脂、流涙、眼痛が現れます。麻疹では角膜潰瘍(角膜が白濁する)や、角膜穿孔が起こり、失明することもあります。

歯科では口腔粘膜の奥歯付近に、直径1mm程度の少し膨らんだ白色小斑点(コプリック斑)で来院される患者さんが昔、多かったそうです。


1、潜伏期
免疫のない人に麻疹ウイルスが感染すると、体中でウイルスが増殖しはじめ、10~12日間で全身にひろがります。
この期間は無症状です。

2、カタル期
38℃台の発熱,咳,鼻水,めやに,目が赤くなる,体がだるいといった症状が4~5日間続きます。
症状が風邪に似ています。

3、コプリック斑期
口内(奥歯のすぐ横の粘膜)に白いぶつぶつができます。これをコプリック斑と呼びます。
熱は37℃台に一時的に下がり、このコプリック斑は数日で消えてしまいます。

4、発疹期
コプリック斑があらわれると、多くの人は翌日から首すじや顔に発しんが出て、熱は再上昇し、39~40℃台の高熱となります。
その後、発疹は1~2日のうちに胸,腹,背中,手足へと広がります。
39~40℃台の高熱はその後3~4日続き、発症から1週間~10日にわたり、38℃以上の発熱があり、咳もひどくでます。

5、合併症
合併症は、肺炎や脳炎,中耳炎,心筋炎など。
麻疹の特効薬はなく、対症療法で治癒を待ちます。発症するとおよそ1,000人に1人は命を落とすといわれています。
また感染後数年~10年後におきる極めて重症の脳炎,亜急性硬化性全脳炎(SSPE)があり、麻疹患者の約10万人に1人の割合で発症することが知られています。

※注意!

麻疹は、発熱の1日前から他者への感染力が生じ、カタル期の感染力が最も強いので、知らないうちに多くの人にうつしてしまうことになりかねないです。
発疹出現の3~5日前から発疹消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)うつります。
体力が消耗して入院を要することも稀ではない。

麻疹の予防法は?
●予防接種を受けることが最も効果的!●
免疫のない人は、麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)を受けましょう。このワクチンを接種すると麻疹と風疹に対して免疫を作ることができます。
また免疫の有無は、血液検査で抗体量を測ることで評価できます。本学では入学時に抗体検査を実施しています。
予防接種後1週間ほどで免疫ができはじめますが、麻疹患者と接触して3日以内に予防接種を受ければ、免疫の無い人でも、侵入してきた野生ウイルスの増殖を防ぎ、発症を予防できる可能性があります。
また、1回の予防接種で95%以上の確率で免疫が獲得できますが、免疫を確実にするためには予防接種を2回受ける必要があります。

●大人もかかります!●
従来小児期に感染することが多かったのですが、最近は10代,20代以上での感染が多く見られ、大学を含めて学校閉鎖が相次ぐなど、社会的にも問題となっています。
麻疹の感染力は非常に強く、現在のところ予防接種以外に有効な予防手段はありません。

4.医療機関で麻疹と診断されたら
周りへ感染させる期間は、症状の出現する1日前(発しん出現の3~5日前)から発しん消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)とされていますので、解熱後3日を経過するまでは出席停止になります。
麻疹と診断されたら、まず大学事務部または担任に連絡し、その指示に従ってください。
また、マスクを着用しても他人への感染を防ぐことができませんので、通院などの必要時以外は外出しないようにしましょう。

というわけで、口内炎だと思って歯科に来ると、「内科あるいは小児科さんにいってください。」となる場合がこの例です。

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